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★スマぶろ

2009 歴史街道・丹後100kmウルトラマラソン by hassy [ランニング]

投稿日時:2010/09/27(月) 19:43

感動のゴールから2日たちました。まだ余韻に浸っています。今回は5連休ということで、まだまだゆっくり体を休めることができますが、連日の早起きの後遺症からか今日も4時起床。朝早くからレースではいたシューズを洗いました。
さて丹後100kmウルトラマラソン。
前日9時に集合して、Beerさん号で出発。
会場で受付を済ませ、ファイテンのブースであっちがいたいこっちが痛いといいながらチタンテープをべたべた張ってもらう。
宿に荷物を置いて近所を散歩。白瀧神社というところで恋愛成就の神様に向かってとりあえず完走祈願。今調べたところによると「白瀧神社の名水」というのもあるそうです。
さあ後は飯食って寝るだけ。
いきなりメシどきにビールを飲んでは内臓に悪いので、お湯であったまりながらちびちびと飲む。風呂の前に「飲酒後のご入浴はご注意ください」と書いてありましたが入浴中に飲むわたしたちには関係ありません。
晩飯のときにはMRBさんも加わりしっかり食いました。飲むほうも普段どおり。
当日は2時起床。2時半朝メシ、なんやかんやであっという間にスタートの4時半。
目標はキロ6分でとりあえず60kmまで頑張ることに決め、ゆっくりスタート。
七竜峠のくだりで速くなりかけましたが、beerさんに「ぼちぼちいきや」と後ろから声をかけられゆっくりゆっくり進みました。
30kmまでは2時間59分。けっこうあっという間。5kmごとにラップを取っていましたが驚くほど順調。峠があろうが5km15分でいけている自分にびっくり。40kmでも3時間59分。浅茂川の漁港では誰もマッサージをしていません。うどんを食べたらみんなそそくさと出発するのでつられて後をついていく。あじわいの郷まで前を走るランナーをひとりまた一人と抜きながら50kmでも5時間1分。気がつくと周りを走っているのは比較的底の薄いシューズをはいて、シシャモみたいなふくらはぎをしたランナーばっかり。「こらサブ10いけるんちゃうか」一瞬来年のプログラムにサブ10ランナーとして名前が載っているのを想像してしまいました。頭の中にはゲストの増田明美さんが出てきて、「腕もよく振れていますよ。このペースで頑張ってほしいですね」と解説してくれたような。
ここからが地獄。

バラ寿司がおいてある弥栄庁舎までの遠いこと遠いこと。庁舎でたまらず水をかぶりバラ寿司を2皿食いました。いよいよ碇高原への上りに差し掛かる60kmで6時間22分。
蕎麦屋の手前の野中橋でちょうど7時間。
そこから山のてっぺんまでちょうど1時間。
80km地点で9時間6分。あと20kmを5時間弱。もう歩いても完走、今年は大丈夫と思ったところで嫁さんに電話。「けがせんようにボチボチ行きよ」と声をかけてもらう。
そのころからだんだん左足の甲が痛くなり歩きも入る。丹後庁舎過ぎてひさみ旅館前がちょうど10時間。90kmで10時間32分。目標を12時間以内のゴールにする。歩けば1km10分。これでは間に合わん。なんとか気力を振り絞って走りましたがここからがほんまに長い。道端でストレッチする間にbeerさんにシューっと抜かれる。「行くで!」と声をかけてもらい何とか復活。24時間テレビ気分で心で歌を歌いながら必死についていく。宿のある琴引浜あたりまではザードの「負けないで」残り4kmの表示が出てからはサライも混ざる。ここらへんまでくるとエイドもたくさんありますが、立ち止まると次の一歩がでぇへん。もういや。よく職場で「走ってるとき何考えて走るのん?」と聞かれると「おわってうまいビールが待ってる」とか答えるけど、このへんからは何も考えられん。気力も体力も限界。走っても走っても着かん。
いよいよラスト網野北小学校のエイドを過ぎると頭の中の歌がゆずの「栄光の架け橋」に変わる。

♪いくつもの 日々を越えて 辿り着いた 今がある
 だからもう 迷わずに 進めばいい 栄光の架け橋へと

ゴールが近づくと去年のことを思い出しうるうるしながらも、サングラスをはずし前後のランナーを確認し写真撮影の準備をする。

「ゼッケン830番、hassyさん。おかえりなさい。去年は87kmでリタイヤでした。今年は絶対リベンジしますということでしたが、みごとにリベンジ達成です。おめでとうございます。」というアナウンサーの声とともにゴール。ストップウオッチをとめ忘れたが11時間50分くらい。
やっと終わった。終わってしまった。
どっちかな。どっちでもいいわ。
Beerさんとハイタッチ。途中で声をかけてもらわなかったら、ずるずる歩いてゴールだったと思います。何とかゴールまで引っ張っていただきありがとうございました。

着替えてベンチで休んでいるとあっくんがゴール。残り1kmからバトルしながら最後はダッシュで帰ってこられました。そのあとIさん、mrbさんがゴール。Iさんは七竜峠で転倒し顔や手が痛そう。自分やったらやめてたかも。detakiriさん14時間30分くらいでゴール。最年長から2番目で完走。すごいとしかいいようがない。
ゴールシーンを見ていると子供とゴールする人や夫婦でゴールする人やいろいろおられましたが、その人その人にいろんなドラマがあるんでしょうね。
やまさん、来年は絶対完走してください。

宿に帰り風呂メシ飲む寝る。残飯処理班として2.5人分くらい、食いまくり飲みまくり。
とっても楽しい丹後でした。


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